毎年多くの飲食店が開業して、また閉店しています。多くの店舗が店を閉めてしまう理由には、候補となる立地に関して見誤ってしまうことも要因の1つになります。まず、どのようなスタイルの店舗にしたいのか、損益分岐点を設定し、その損益分岐点を達成させるためには、どのくらいの回転率が必要なのか、どの世代をターゲットとした店舗にするのかというように、お店1つ始めるにも事前に考えなければならないことは山のようにあります。
フランチャイズを利用する場合、本店である程度のビックデータを持っていますので、そのデータを活用して候補となる立地を絞り込むことが出来ます。しかし、あくまでも個人で店を持つと決めた場合は自分で調べて絞り込んでいく必要があります。
候補となる立地の周りに強豪となる店がないか、そもそも集客が見込める立地なのかどうか、また駅からの距離も重要になります。アルコールを提供したいと考える場合、駅から遠いと車でしか顧客を呼び込めないので、必然的に来客を逃してしまうデメリットが発生します。ただ、駅に近い物件は当然地下が高く、家賃も高くなる傾向にありますので、損益分岐点の毎月の売り上げも上げなければなりません。