HAMA MAIL
HAMA-JIN interview 8
up date 2006年10月
内容は発行当時のものです。
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西山 瞳さん

<プロフィール>
1979年11月17日長崎県諌早市生まれ、大阪府在住。6歳からクラシックピアノを学び、18才でジャズに転向。
大阪音楽大学短大部ジャズピアノクラス卒業。
2004年に自主制作アルバム「I'm Missing You/西山瞳」をリリース、エンリコ・ピエラヌンツィやヨーロッパジャズに心酔した新鮮なメロディーが話題を呼び、05年に同アルバムが全国発売開始。
同年横濱ジャズプロムナード・コンペティションにおいてトリオで優勝。06年5月にスウェーデンにて同国トップミュージシャンとレコーディング、9月にスパイス・オブ・ライフから全国デビュー。ライブハウスやイベントなどで演奏活動中。

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西山瞳さん interview


「ピアノを弾くことをずっと続けられたら良いですね」


横濱ジャズプロムナード2005ジャズコンペティションでグランプリを受賞した西山瞳さん。6歳でクラシックピアノを始め、18歳の時にジャズピアノへ転向。9月20日にはニューアルバム「Cubium」をリリースした。横濱ジャズプロムナード2006では、10月7日にランドマーク・プラザステージに出演予定。そんな注目の西山瞳さんにインタビューしました。


ピアノを始めたきっかけは?
母親が小学校の先生をしていて家に電子ピアノあったんです。ずっと弾きたいと言っていたら、母親に「バイエル」ができたら習わせてあげるって言われて…。普通は「バイエル」を習うために通うはずなんですけど、私がピアノ教室に行った時には「バイエル」はマスターしていました(笑)これが6歳の時。
小学校の時は地元のピアノ教室に通っていて、中学校からその教室プラス音大の名誉教授の先生のところに通い、高校2年生まで続けました。そもそもピアノに興味を持ったのは、まわりのみんながやっているから弾きたいと思ったのと、幼いながらもキレイな曲を弾きたいという想いがありました。

18歳のときにジャズに転向されましたね
高校2年生の時に、突然クラシックピアノを辞めて1年くらい弾いていない時期があったんです。
大きなコンクールでミスをしてしまって、もう弾きたくない!と思ってやめました。それまで先生は私は音楽大学に行って…と考えていて、だんだん堅苦しくなっていってしまったんですね。私がやりたい音楽と先生がコレをやりなさいと出す課題が違っていたので、少しストレスを感じてしまっていたのかもしれません。その弾いていない期間に、友人とライブに行って色々な曲を聴いていました。たまたま買った2枚のジャズCDの影響で、またピアノ弾きたいなと思ったんです。

クラシックピアノとジャズピアノの違い
偶然買ったジャズのCDが新しい感じのピアノジャズだったんですね。
それまでの50〜60年代のモダンジャズとは違う感じ。それまでモダンジャズは、管楽器と同じことをピアノが真似するだけで、ピアニストとしてピアノが活きてくるジャズではないというイメージを私は持っていました。そこでピアノジャズというものを聴いて「あぁ、こういうのもあるんだな」と思って、すごく興味がわいたんです。

ジャズを演奏する時にアドリブは難しいものですか?

楽譜通りに弾くクラシックを長くやっていると、アドリブが重要な要素となるジャズに慣れるのに意外と時間がかかったりします。
音大のジャズ科に通っていた時に「君ジャズ科だからジャズできるでしょ」って言われて、2週間後にある20曲くらい演奏しなくてはいけないステージを頼まれて、私も「やります」と受けてしまったんです。そこでイントロやエンディング、アドリブを2週間で全部家で考えて全部覚えて演奏しました(笑)
今考えたら、よくそんなことしたなぁと思いますけど。でも、この経験はすごく勉強になりましたね。

セッションとソロの難しさ
自分と相手の距離感が音楽には反映されるので、気の合う人とはセッションしていると、ちゃんと意志が通じるということはありますね。セッションをすることで人間の距離が近づくということもありますし、その逆もある。音楽と会話は一緒だと思います。

横濱ジャズプロムナード2005ジャズコンペティションでグランプリを受賞

あの時は遠足みたいな感じで行っていたので「儲けたな」っていう感じでした(笑)。まわりが受賞するぞという想いを持った人が多くピリピリムードだったのですが、私たちは仲の良い3人でいつも通りやりました。
横浜で演奏する機会はまだ少ないのですが、お客様はゆとりを持って聴いて下さいますね。去年のジャズプロが終わった後、中華街に行ったり、観覧車に乗って遊びました。

9月20日にニューアルバム「Cubium」がリリースされました
全体のトーンを揃えて配置できたなと思います。ジャズはアドリブしやすいように曲を創るのですが、私は曲を先に作っていますからテーマを壊さずにアドリブ入れるという点で全体の流れを重視していますね。

今後の夢は?
ジャズピアニストにこだわらず、ピアノを弾くことをずっと続けられたらいいですね。クラシックピアノをして、ヘビメタ(※1)を聴いて、プログレ(※2)やゴスペルのバンドをやったり…。色々なジャンルをやってきていますから、その時々に「やりたいな」と思うことをピアノに生かせたらと思います。シンセサイザーをやったこともありますが、やっぱりピアノが良いですね。生楽器が一番素直に感情が表現できるので…。

※1ヘビメタとはヘビーメタルの略
※2プログレとはプログレッシブロックの略




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